概要
古くから北京宮廷人の避暑地として人気の地。現存する中国最大の宮廷庭園【世界遺産・避暑山荘】と、【世界遺産・外八廟】のエキゾチックな趣の寺廟、普陀宗乗之廟と普寧寺にご案内します。
【承徳】
内モンゴル高原と華北平原の境にある燕山山脈の一角に位置し、古くから北京宮廷人の避暑地として人気。世界遺産に登録された避暑山荘とともに、仏教寺院群や外八廟などの見どころが多数ある。人口のうち約半数を回族、満族、蒙古族などの少数民族が占める。 【世界遺産/避暑山荘】 世界遺産に登録されている中国最大の皇室庭園。その広さはなんと564万㎡。1703年の着工から89年の歳月を費やして造園された。山村野趣を基調とし、長江以南や以北の風光を取り入れるなど、中国古典庭園の粋を極めた造りになっている。 園内は大きく分けて宮殿区と苑景区のふたつ。うち苑景区は更に湖景区、平原区、山景区と3つのエリアに分かれている。宮殿区は園内の南端に位置し、正門の上部には乾隆帝筆の「麗正門」の額が掲げられており、国家の統一、民族の団結を印象付けるため、漢語、満州語、モンゴル語、チベット語、ウイグル語の5種類の文字が刻まれている。 見どころは、正殿である澹泊敬誠殿。ここは、皇帝の誕生日や祝賀会の際に大典が行われたり、民族の首領や大臣、外国使節との接見の場として使われていたところ。皇帝が座った御座も残されている。 澹泊敬誠殿の裏手に位置する四知書屋は、かつて皇帝が休憩したり、客人に茶をもてなすスペースとして利用されていた。また、皇帝の寝殿だった煙波致爽殿は、1860年に英仏連合軍が北京に侵入した際、西太后と咸豊帝とが非難し、政変を画策したところとしても有名。 苑景区での見どころ。皇帝が座った御座も残されている。 澹泊敬誠殿の裏手に位置する四知書屋は、かつて皇帝が休憩したり、客人に茶をもてなすスペースとして利用されていた。また、皇帝の寝殿だった煙波致爽殿は、1860年に英仏連合軍が北京に侵入した際、西太后と咸豊帝とが非難し、政変を画策したところとしても有名。 苑景区での見どころは、如意湖、澄湖、上湖などの湖が点在する湖景区。1703年、杭州の西湖の蘇堤を模して営造された芝径雲堤のほか、澄湖の東側には鎮江の金山寺の景観を彷彿とさせる金山があり、金山にたたずむ上帝閣からは湖北地方の展望が楽しめる。平原区は、王侯貴族と接見するのに利用されたというモンゴルの住居(ゲル)を設けた万樹園など、モンゴルの大草原を思わせる素朴で雄大な景観が魅力。見る場所によって趣を変える山湖の風景を楽しみたい。 ●壮麗なチベット仏教寺院・世界遺産/外八廟 外八廟とは、避暑山荘の東部と北部の山麓に点在する寺廟群のこと。清代1713~1780年に次々と建立され、普陀宗乗之廟、須弥福寿之廟、普寧寺、溥仁寺、普祐寺、安遠寺、普楽寺、殊像寺の8つの寺廟が立ち並ぶことから外八廟と呼ばれるようになった。漢代の宮殿建築を基調としながらも、チベット、モンゴル、ウイグルなど諸民族の建築芸術を取り入れ、独特の寺院建築で建てられている。特にチベット色が濃いのは、清朝がチベット仏教を手厚く保護したため。 当コースでは、見どころも多く独特の建築様式をもつ【普陀宗乗之廟】と【普寧寺】の二ヶ所にご案内します。 【世界遺産/普陀宗乗之廟】 避暑山荘の北に位置する仏廟で1767年に着工し、4年余りの歳月をかけて建立された。60歳を迎えた清の乾隆帝と皇太后の80歳の誕生日を祝う際、モンゴルや青海、新疆などの地方からの各民族の王侯貴族をもてなすために使われた。 普陀宗乗とはチベット語の“ポタラ”の漢語音訳で、ラサのポタラ宮を模して造られたもの。22万㎡の敷地内に、黄と白で塗り固められた40近くもの仏殿や白台が連なり、周辺の緑と見事に調和して美しい。見どころは、山肌に沿って建てられた大紅台。その名の通り、紅色の建物で、高さは42.5m、荘厳かつ華麗なたたずまいが印象的。大紅台の最も高いところは、金瓦葺きの万法帰一殿がそそり立っている。また、山門近くの碑亭の北側にある五塔門には、吉祥と力強さがシンボルとされる一対の石造が鎮座している。 【世界遺産/普寧寺】 武烈河のほとりに建つ壮麗な寺院群。山の南側が中国式寺院。北側がチベット式寺院となっているのが特徴。1755年から4年の歳月をかけて完成し、大きな木彫りの仏像があることから、大仏寺とも呼ばれている。 山門を抜けるとまず三枚の碑が立つ碑亭が視界に入ってくる。その背後には重厚な中国様式の天王殿がひかえ、東側に鐘楼、西側に鼓楼、北側に大雄宝殿が立つ。大雄宝殿よりもさらに北側に位置するのが、見どころ満載のチベット仏教寺院エリア。高さ36.7mの大乗之閣を中心に、その周りを仏塔や仏殿が取り囲むという構成で、曼荼羅の世界を表現している。なかでも吹き抜けの大乗之閣に安置されている高さ22.23m、重さ110tもの千手千眼観音菩薩は必見。松や柏などを使った寄木造りの観音像で、中国に現存する最大級の木彫仏像としても有名だ。大乗之廟の東西には、皇帝が読経を聞いたり、休憩したといわれる講経堂や妙厳室などもある。 |
日程詳細 | 食事 |
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7:30 日本語ガイドがお出迎え、ホテルをご出発 10:30 避暑山荘観光 12:30 昼食 14:00 普陀宗乗之廟観光 15:15 普寧寺観光 19:00 ホテル帰着 |
昼食 |
名前 | 皇帝の避暑地 承徳 |
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出発都市 | 北京 |
エリア | 河北省 |
都市・地区 | 承徳 |
住所 | 承徳 避暑山荘 |
地図 | |
スケジュール 詳細 |
※最少催行人員:大人2名様
※【含む】 日本語ガイド、車輌、明記された入場料、明記されたお食事
※【含まず】 お飲み物、個人出費
※ご参加者が1名様の場合、2名様分の料金をお支払い頂くことにより催行可能となりますので、その際はお申し出願います。
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備考 | ●変更・キャンセル規定● |