【兵馬俑】
「20世紀最大の発見」といわれる兵馬俑は、1974年に農夫が井戸掘りの作業中、偶然見つけました。秦の始皇帝（紀元前246～210）の陵墓より東へ1.5kmに位置し、約2200年前始皇帝を永遠に守るために副葬された兵士及び馬をかたどった素焼きの像です。3つの俑坑には戦車が100余台、陶馬が600体、武士俑は成人男性の等身大で8000体ちかくあり、みな東を向いています。

【華清池】
驪山の北麓に位置する、玄宗と楊貴妃のロマンスでも有名な温泉と風景が美しい観光地です。温泉は約2700年前に発見されて以来、歴代の王朝によって離宮が造られました。その中でも特に有名なものが、唐の天宝年間（742年～756年）に作られた華清宮で温泉は池の大きさになり、宮殿内に置かれました。

【市内のシルクロードの出発点の西の城門】
唐の長安城を基礎にして1370年～1378年にかけてレンガを積み重ねて築かれました。その後も度重なる修復作業を繰り返して現在の姿になりました。東西南北それぞれの門には物見櫓がのような箭楼が設置されています。その中でも西門はシルクロードに望む最大の門で多くの人が西を目指し出発しました。

【大雁塔】
慈恩寺は唐の3代皇帝高宗が母である文徳皇后を供養するために建立した仏教寺院です。
「慈悲深い母の恩徳を追慕する」という意味からこの名前がつけられました。院内の立つ四角七層、高さ64mの塔が大雁塔で、塔に上ると市内が一望できます。創建時はインド様式の五層仏塔でしたが修復を繰り返し明代に現在のすがたとなりました。